2023年10月31日
土地売却にかかる手数料はいくら?計算式やポイントも解説
土地を売却するときには、さまざまな手数料がかかります。
この記事では、土地の売却時にかかる費用を知ることで、売却の際の参考にしてください!
目次
土地の売却にかかる費用①仲介手数料
仲介手数料とは、土地売却の仲介を依頼する不動産会社に支払う手数料です。仲介手数料は法律で「(売却額×3%+6万円)+ 消費税 」という上限が決まっています。
なお、仲介手数料は「成果報酬」なので売却成立した時のみ支払いが必要です。
土地の売却にかかる費用②抵当権抹消費用
ローンが残っている土地を売却する際には「抵当権抹消」の手続きが必要です。抵当権抹消は手続きが煩雑なため、所有権移転登記と一緒に司法書士に依頼することが一般的です。
費用:1件の不動産につき1000円(司法書士に依頼する場合1万∼5万円)
土地の売却にかかる費用③測量費用
隣の土地との境界が曖昧な場合は、測量を行って近隣の境界を明確に明示することとその面積を確定する必要があります。
測量費用は売主が境界を明示する義務を負うことから売主が負担することが一般的です。
費用:35万円~
土地の売却にかかる費用④古家解体費用
古家を解体して、更地として売却する場合には解体費用が必要です。解体費用は解体する家の構造や建材によって変わります。
◎60坪の場合の費用の目安
木造:120万~240万円
鉄骨造:180万~240万円
鉄筋コンクリート造:240万~360万円
土地の売却にかかる費用⑤地盤調査費用
土地の購入のときには、その土地の資産価値を下げるような原因がないかを調べます。
仮に、購入後の調査で地盤の状況が悪いとわかれば、建物を建築する前に地盤改良工事をしなければなりません。余計な出費や建築までの期間が空くのを避けるため、「地盤調査済み」を条件に物件を探す買主が増えています。
費用:5万円程度
土地の売却にかかる費用⑥印紙税
印紙税とは、経済的取引などに関連して作成される文書(契約書や領収証)に課税される税金です。
土地の売買契約が成立した際に不動産会社が作成する売買契約書に「収入印紙」を張り付けて消印をすることで、納税を果たしたことになります。
印紙税は契約書1通につき課税されます。売主1通保管する場合は、売買契約書が2通になるので2通分の印紙代がかかります。
費用:1000円∼6万円
土地の売却にかかる費用⑦登録免許税
土地を売却にあたって、土地の所有権を売主から買主へと移行する「所有権移転登記」を行います。
この際発生するのが「登録免許税」で、土地の売却では土地の固定資産税評価額に対して1.5%の税金が発生します。手続きが煩雑なので、司法書士に依頼することが一般的です。
費用:2万~3万円
土地の売却にかかる費用⑧譲渡所得税・住民税
土地を売って利益を得た場合、「譲渡所得税」と「住民税」が発生します。
いずれも「売却益(課税譲渡所得金額)」に対して課される税金で、土地の所有期間によって税率が異なります。
なお、購入金額よりも安い値段で売却した場合は、税金を支払う必要はありません。
所得税額(短期) = 売却益 × 30.63% / 所得税額(長期) = 売却益 × 15.315%
住民税額(短期) = 売却益 × 9% / 住民税額(長期) = 売却益 × 5%
ここで紹介したように、土地を売却する際は多くの費用がかかる可能性があるため、事前に計算しておくと安心です。
不動産の売却には、さまざまな専門知識が必要になります。
不動産のプロにお早めにご相談いただけると、よりスムーズに良い条件での売却が可能です。
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