2023年11月30日
土地売却の流れと注意点
土地を売却するなら、土地売却の全体像を押さえておくとスムーズです。
この記事では、土地売却の流れと注意点をご紹介します。
目次
STEP1. 不動産会社の査定を受ける
土地を売却するときは適正価格を知るために、不動産会社の査定を受けます。
最初から1社に絞らずに、まずは複数の不動産会社に簡易査定を依頼することがおすすめです。その結果を受けて、信頼できる不動産会社を絞り、現地調査を依頼しましょう。
STEP2. 媒介契約を結ぶ
不動産会社の査定を受けて、信頼できる不動産会社を選定できたら「媒介契約」を結びます。
媒介契約は3種類ありますが、選定する契約によって土地売却を有利に進められるかどうかが左右されます。それぞれの持つ特徴をしっかりと把握した上で選択することが大切です。
・一般媒介契約
・専任媒介契約
・専属専任媒介契約
「一般媒介」は複数の会社と契約できますが、「専任媒介」と「専属専任媒介」が契約できるのは1社のみです。
また、「専属専任媒介」だけは自分で見つけた買主と直接取引できず、不動産会社を通さなければなりません。
STEP3. 売却活動を開始する
売り出し価格は売主に決定権がありますが、適正価格で販売するために不動産会社と相談して決めましょう。
広告活動は、不動産ポータルサイトへの掲載、新聞折込チラシ、住宅情報誌への掲載、ポスティングチラシなどを活用します。
広告には、売れやすくするために周辺環境や駅までの距離など、アピールポイントを記載します。
STEP4. 購入希望者と交渉する
交渉は、購入希望者が買付申込書(購入申込書)という書面で不動産会社に差し入れます。それを不動産会社が売主に提示し、具体的な売却価格や支払い方法、引渡し時期など、売買契約に関連したさまざまな条件の交渉、調整を行います。
なお、土地の見学希望者の案内は、基本的に不動産会社が対応してくれるので、売主の立ち合い不要です。
STEP5. 売買契約を結ぶ
購入希望者と価格や条件面で折り合いがついたら、売買契約を結びます。
売主・買主、双方の不動産会社が集まって、売買契約書に署名押印し、手付金の授受を行います。この手付金の受け取りをもって、売買契約締結完了となります。
売買契約は、宅地建物取引士が「重要事項説明書」の内容を確認しながら進行します。「重要事項説明書」には、売買代金の支払い方法や契約を解除するときの規定などが記載されています。
STEP6. 残代金の決済・引き渡し
売買契約書で取り決めた日に、手付金を除いた残りの代金を受領し、土地を引き渡します。
引き渡しの当日中に、売主から買主への所有権移転登記も行います。
固定資産税・都市計画税は、毎年1月1日時点の所有者に対して1年分の税金が課税されているため、通常は引き渡し前日までは売主負担、引き渡し日からは買主負担として、決済日に日割り精算します。
STEP7. 売却の翌年に確定申告をする
土地の売却によって売却益(譲渡所得)が発生した場合、確定申告が必要です。譲渡所得は下記の計算式で算出できます。
譲渡所得=土地の売却金額−(取得費+譲渡費用)
土地売却の全体像をしっかり把握しておくことで、スムーズに売却を進めることができますので、事前に土地売却の流れを理解しておきましょう。
不動産の売却には、さまざまな専門知識が必要になります。
不動産のプロにお早めにご相談いただけると、よりスムーズに良い条件での売却が可能です。
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