理想の土地を見つけるためには、事前準備や土地探しのコツを押さえておくことが肝心です。
この記事では、土地の選び方やポイント、注意点を解説します。

理想の土地を見つけるための事前準備

事前準備をしておくと、土地探しをスムーズに進められます。

◎理想の暮らしをイメージする

具体的な暮らしのイメージがないまま漠然と土地探しをしても、理想の土地はなかなか見つかりません。
10年後、20年後、30年後と長期的な視点で理想の暮らしをイメージして、それを実現できる土地を探すことが成功につながります。

◎希望条件に優先順位を付ける

「通勤・通学に便利な路線」、「最寄り駅から徒歩圏内」、「敷地面積は50坪以上」、「日当たりの良いリビング」など、まずは希望条件を全て書き出した上で、優先順位を付けましょう。
希望条件を事前に整理しておけば、候補の土地が出てきたときに判断しやすくなります。

◎エリアと予算を決める

家を建てたいエリアと、土地にかけられる予算を最初に決めておくことで、効率良く土地探しができます。
エリアを決める際は、理想の暮らしや通勤・通学利便性から複数の候補をピックアップすると良いでしょう。予算は土地にかかる費用だけでなく、建物の建築費用や諸費用、税金なども考慮する必要があります。

◎土地に関する基礎知識を学ぶ

用途地域や建ぺい率、容積率など、土地に関連する用語や簡単な計算式などを理解しておくと、土地選びの判断がしやすくなります。

理想の土地の探し方

理想の土地を見つけるためには主に下記の4つの方法があります。

①インターネットで探す

不動産情報サイトや不動産会社のホームページでは、エリアや価格、土地面積、駅徒歩など、さまざまな条件で絞り込むことができます。
ただし、ネット上に掲載されていても既に契約済の物件や、インターネットに載っていない非公開物件もあるので、ほかの方法と組み合わせて探すのがおすすめです。

②不動産会社に依頼する

エリアを熟知している不動産会社に仲介を依頼する方法です。
まだ市場に出回っていない非公開物件を紹介してもらえることもあるかもしれません。
ただし、土地の売買仲介の実績がない不動産会社もあるため、不動産会社の実績をよく調べてから依頼するのがポイントです。

③住宅会社に依頼する

建築を依頼したいハウスメーカーや工務店が決まっている場合は、その会社に土地探しを依頼する方法があります。
希望の間取りやプランを実現できる土地を探してもらうことができます。土地と建物を合わせた総予算のバランスもとりやすくなります。

④自分の足で探す

希望エリアを実際に歩いてみて売地を探す方法です。
気になる売地を見つけたら、看板に記載されている連絡先や、近くにある不動産会社に問い合わせてみましょう。土地探しをしながら、エリアの雰囲気や利便性を体感できるというメリットもあります。

土地探しの注意点

土地の購入後にハウスメーカーや工務店に相談しても、予算が合わない、その土地に建てたい住宅が建てられない、といったリスクが生じる可能性があります。
施工会社に先に相談しておくと、条件に合う土地が見つからなくても、設計の工夫でカバーできる可能性があります。
また、曜日や時間帯、天候が変わると、雰囲気が変わる街もあります。候補の土地が見つかったら、必ず自分の目で現地を確かめましょう。

土地は、じっくり吟味することも大切ですが、条件が良い土地ほど、すぐに買い手が付いてしまいます。
できるだけ早めに決断するようにしましょう。