戸建ての購入は、人生に大きな影響を及ぼす決断の1つですが、購入後に後悔してしまう方も少なくありません。
この記事では、後悔しない戸建て購入のポイントや注意点を解説します。

新築住宅と中古住宅のメリット・デメリットを把握しておく

戸建てには新築住宅と中古住宅があります。予算の都合などで、初めて戸建てを購入するときは新築にし、老後の住み替え先として中古の戸建てを選ぶという方もいます。

【新築住宅のメリット・デメリット】

メリットは、税金の優遇が豊富、不備があっても一定期間は販売会社が保証してくれる、新品の設備で生活を始められるなどがあげられます。
デメリットは、現物を見て決められない可能性がある、割高になりやすい、立地の選択肢は狭いなどがあります。

【中古住宅のメリット・デメリット】

メリットは、新築より割安、好立地の戸建てを購入できる可能性がある、現物を見てから購入できるなど。
デメリットは、見た目の傷みが気になる場合がある、新築より短期間で修繕のコストがかかる、築年数によっては税金の控除がないなどがあげられます。

・新築がおすすめの方：多少割高でも新品で、最新設備の家に住みたい
・中古がおすすめの方：建物の予算は抑え、立地にこだわった家に住みたい

土地は将来性まで考えて選ぶ

購入する戸建てを探している時点では、周囲に便利な施設がそろっていても、過疎化などで数十年後は生活が困難な場合があります。また中古の戸建てでは、増改築が制限されている土地もあります。
過疎化などによる生活困難を避けたいなら、現時点で商業施設や病院といった施設がそろい、周辺で開発計画があれば、将来の発展を期待できます。地域の人口の増減も判断をする目安となります。

将来も快適な間取りや部屋数にする

家族の人数や生活様式によって、暮らしやすい間取りや部屋数は変わります。
間取りや生活動線、子どもが成長してからの個室の有無など、ライフスタイルの家族構成の変化も見据えて、将来も暮らしやすい間取りや部屋数にしましょう。

購入する戸建ての条件は優先順位を決めておく

家の希望条件を家族で話し合い、理想のイメージが明確になっても全てを満たせる可能性は少ないです。たとえ注文住宅でも、予算や家族の意見の対立により実現できない場合もあります。
慎重すぎるがあまり、いつまでも迷っていると購入のタイミングを逃します。理想に近い家を逃してしまう可能性もあるので、優先順位と妥協できるポイントを決めておくことが大切です。 あわせて「いつまでに購入したいのか」も決めておくと良いでしょう。

戸建ての購入で後悔しないためには、長期的なライフスタイルを意識してみましょう。