2024年11月29日
格安別荘は買うべき?購入前にチェックしたいポイントや注意点
かつては経済的に余裕のある人がセカンドハウスとして持っていたイメージだった別荘も、近年は格安で市場に出ているものも多く見かけるようになりました。格安別荘は買うべきでしょうか?
この記事では、格安別荘を購入する前にチェックしたいポイントや注意点をご紹介します。
目次
別荘が格安で売られている理由
別荘とは、日常生活を送る自宅とは別に、短期間の避暑や避寒、保養、休養などの目的で保有する、余暇や保養のための住宅を指します。1980年代の別荘ブーム時には憧れの象徴でした。
ではなぜ今、別荘は格安で販売されているのでしょうか?
【理由①】別荘ブームが去って売りたい人が多い
別荘ブームから40年以上が経ち、バブル崩壊、リーマンショック、世界的パンデミックと、環境も大きく変化しました。時代の変化とともに税金や管理費、修繕費などの維持費がかさむ、相続に困る厄介者と化してしまったことが背景にあります。
そのため、別荘を手放したいと考える人が多くなったこと、別荘の所有者が高齢となり必要なくなったといったことが格安で販売されている理由です。
【理由②】維持費・管理費用が発生する
別荘には一般的な住宅と同様に、固定資産税が必要なだけではなくゴミ処理や森林の伐採といった維持費・管理費用が必要となります。
特に、別荘は土地や建物の面積が広くなる傾向にあるため、固定資産税が高額になる可能性があるため、負担が大きくなることも別荘の購入をためらう理由のひとつです。
【理由③】不動産制度によって手放しにくい
別荘を相続するのにも相続税がかかりますが、税額が大きい場合は相続する人がいない場合もあります。そこで、早く手放すために格安で販売しているのです。
また、長く放置されている物件は価値が大きく下がるため、格安で販売されていることもあります。
購入前に知っておきたい注意点
立地条件は良いか
別荘を購入するときは立地も重要です。一見すると魅力的な「高台」や「海沿い」であっても「斜面地で地盤が軟弱」、「海抜が低く水害の被害を受けやすい」という場合もあります。
また、周辺が空き家だらけで住人がいない、管理している人がいない状態だと空き巣に入られることもあるので注意が必要です。
維持管理費は必要か
有名な別荘地は管理会社が管理している場合があります。管理会社がある場合、管理を任せられますが管理費が必要です。管理費が月々、または年単位でいくら必要かを確認しましょう。
管理費をあまりかけたくない場合は、自宅から近い別荘を購入するのがおすすめです。
購入後に修繕が必要か
長く放置されていた物件は、購入後の手入れが大変です。特に屋根の塗装が剥がれていないか、雨漏りはしていないか、水回りの設備がすぐに使えるかは必ず確認しましょう。
また、購入したい別荘に下水道設備がない場合は浄化水槽の設置が必要です。浄化水槽の設置には100万円程度かかるため、別荘を格安で購入しても結局高くついてしまう可能性があります。
購入後使い続けるためにかかる修繕費がいくらかかるのか、冷静に検討しましょう。
格安別荘の購入を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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