マイホームを検討する際、戸建てとマンションで悩む方は多いのではないでしょうか？戸建てにもマンションにも、それぞれメリットとデメリットがあります。
この記事では戸建てとマンションのメリットとデメリットと選ぶときのポイントをご紹介します。

戸建てのメリット・デメリット

【戸建てのメリット】

戸建てはマンションに比べて広い敷地と室内空間を確保できるのが特徴です。庭でガーデニングや家庭菜園、バーベキューなども楽しめます。
管理規約の制限が少ないため、内装や外観の変更、ペットの飼育など、自由度が高い生活が送れます。また、近隣の目を気にせず生活でき、騒音トラブルなどが起こりにくいのもメリットです。
家族のライフスタイルが変化したり、老朽化が進んだときも好みの間取りに自由にリフォームができます。

【戸建てのデメリット】

戸建ては郊外に立地することが多く、公共交通機関の便が良くない地域では、通勤や買い物の際の移動に不便さを感じるかもしれません。
また、すべて自己責任で修繕や清掃、庭の手入れなどの維持管理が必要で、マンションに比べて手間がかかります。
さらに、プライバシーが守られる反面、セキュリティ面が弱くなります。防犯対策や防災対策などが必要で、マンションに比べて自己対応が大きくなります。

マンションのメリット・デメリット

【マンションのメリット】

多くのマンションは、駅や商業施設が近い便利な場所に建設されるため、通勤や買い物など日常の移動が便利です。さらに共用施設の管理や修繕は管理組合がおこなうため、手入れが最小限で済みます。
また、マンションの間取りはワンフロアにまとまっているため、生活動線が合理的です。炊事・洗濯・掃除などの家事での移動で、ムダな動きをしなくてすみます。
多くがオートロック付きで管理人がいるため、防犯面での安心感が得られるといったこともメリットです。

【マンションのデメリット】

マンションは、同じ間取りの戸建てより面積が狭い場合がほとんどです。
また、マンションには管理規約があり、ペットの飼育や内装の変更など、自由度が制限されることも考慮しなくてはなりません。共用部分の維持管理や修繕のため、毎月の管理費や修繕積立金などのランニングコストも発生します。このような費用は住宅ローン完済後にもかかるため、収入の少ない老後には負担になる可能性があります。
他にも密集した環境でのマンション生活では隣人との音の問題が起こりやすい傾向にあります。

戸建てとマンション、どっちが向いている？

◎戸建てが向いている人

・こだわりの家に住みたい人
・家族が多く、広い住まいが必要な人
・庭付きの住まいを希望する人
・プライバシーを重視する人

◎マンションが向いている人

・駅から近いなど、利便性を重視する人
・防犯・防災など、安全性を重視する人
・家事やメンテナンスが楽な家に住みたい人
・将来、住み替えるつもりの人

戸建てとマンションを検討する場合、最終的には自分にとってどうしても譲れないのはどんなところかを考え、決めるとよいでしょう。