自然の温もりを味わえるログハウスは、別荘としても人気です。
この記事では、ログハウスの別荘の魅力やメリット・デメリットをご紹介します。

ログハウスとは

ログハウスとは「丸太（ログ）」を積み上げてつくる家です。主に「ハンドカットログハウス」と「マシンカットログハウス」という2つの種類があります。
「ハンドカットログハウス」とは、太い丸太をそのまま使った家です。職人の経験と技術によって建てられるもののため、1つとして同じ家がなく、独特の温かみが感じられます。ワイルドで大胆な外観になるのが特徴です。
「マシンカットログハウス」とは、工場で加工された木材を現地で組み立てる近代的なログハウスです。反りやばらつきのない木材を組み立てるため、ハンドカットログハウスよりも気密性が高い点がメリットです。
また、ハンドカットログハウスよりも建設費を抑えられます。

ログハウスのメリット

◎非日常空間を味わえる

ログハウスの場合、ほとんどが木でできているため、その空間に身を置くだけでも非日常を感じられます。
無垢の木は伐採後もフィトンチッドという成分を放出して自律神経を安定させ、ストレス軽減効果が期待できます。

◎気兼ねなく使える

無垢の木は年月を経るとともに深いアメ色に変わり、ついた傷も味わいになり、愛着も深まります。
使い込むほどにいい味が出るのが魅力です。
庭仕事やバーベキュー、薪割りなども思う存分楽しめます。

◎断熱性や調湿性に優れている

木の断熱性はコンクリートの約12倍とも言われています。外部からの熱を遮り、一度暖めると熱を逃さない特性があるため、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
また、木は伐採後も水分呼吸しており、湿度が高ければ水分を吸収し、低ければ放出して、室内の湿度を快適に保ちます。結露が発生しづらいのもこの効果のひとつです。

ログハウスのデメリット

●経年変化がある

ログハウスには無垢材や天然木などの自然素材が多く使われます。そのため、しっかり加工しても木特有の性質である収縮性によって割れや反り、縮みが起こる可能性があります。

●メンテナンスがかかる

収縮性のあるログハウスの場合は、乾燥による木の収縮作用とログ自体の重さにより壁が沈み込むため、窓枠の部分や建具まわり、階段などでは沈んだ場合を仮定して調整できる設計が必要です。
また、水分にも注意が必要です。外壁は3年おきぐらいに木材保護塗料を塗ります。雨ざらしになるデッキは、1年に1度くらい塗ると長持ちします。

ログハウスは、自然素材の温かみと高い住宅性能を兼ね備えた建物です。別荘として非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか？